加藤0417

春眠暁を覚えず

近所で行われる「王子製紙桜祭り」へ

会場へ、眠い目をこすりながら

家族全員に断られ、ひとりやってきた加藤

コロナ期間を経て6年ぶりの開催らしく

会場には人だかりできている

ビール、唐揚げ、フランクフルト、クレープ

すべてを無視するダイエット中の加藤

散りゆく桜の花弁を颯爽と避けながら即帰宅

地域に根差す企業として、地域住民の方々との交流を深める

地域貢献イベント重要性を感じさせるような

ひとひらの風が、加藤の頬をそよいでいった

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