加藤1121

立ち止まって見つけた、日々の色

忙しい毎日は、私たちに「見ないこと」を強いる。

いつもの通勤路で、ふと立ち止まって空を見上げた

古びた電線に、初冬の澄んだ光が反射して、

まるで銀の糸のようにキラキラと輝いている。

いつもそこにあったはずなのに、

今日初めてその美しさに気づいた。

新発見は、遠い宇宙や深い海にあるのではない。

「今、ここにいる」

という意識と、わずかな好奇心。

それが日常という名の宝箱を開ける

鍵なのだと、改めて思った。

さあ、あなたは何を見つけるだろう?

目次