言葉のトリック

数年前、東京五輪が開催されるにあたり、増税よる個人消費の落ち込み対策として、国が「キャッシュレス・ポイント還元事業」を導入したことにより、キャッシュレス化が一気に加速し「〇〇%ポイント還元」という言葉を非常に多く聞くようになりました。

私もネットで購入するときは、ポイント還元率が高い店舗で買うことが多いですが、価格は同じでも「ポイント10倍で1,000ポイント」という内容で出品している店舗もあれば、「1,000円OFFクーポン」という内容で出品している店舗もあります。

ここで気になるのが「ポイント還元」と「値引き」の違いです。

「10%ポイント還元」と「10%値引き」は一緒ではないのかという疑問が発生するかと思います。

結論としては「10%割引」の方がお得に買えるのですが、このように一見、同じ内容に見えても実は違っているものは他にも多々あります。

100%ジュースに関しても「濃縮還元」と表記されたものと「ストレートタイプ」のものがあります。

100%ジュースは体にいいと言われながら、濃縮還元タイプはほとんど栄養を摂取できていないとか・・・。

日常的に使われている言葉を簡単に鵜呑みにせず、少し疑問を持って調べてみるのも面白いものです。

特に「還元」という言葉には注意を払いたいと思います。

尾関

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