６０歳を迎えて増えたこと。それは同級生との集まり、小学校から高校まで様々な集まりが急に始まった。
それを機に同じ趣味の集まりができたり新たなイベントが発生したり、それぞれの楽しみが増してきた。
それと同時に、共通の話題は「この先どう生きていくのか？」
今までは仕事を一生懸命やれば、なんとなく時は過ぎ評価も得られた。
しかし、人生の終焉に向け、違う世界や価値観の中で生きていくことになる。
数十年前、先輩の同級生でパイロットの方と話したことがある。
飛行機を操縦するのはさぞ難しいと思い操縦の詳細を聞いていると、
実は離陸はだれでもできる！翼を離陸に適した位置にして、エンジン出力を目一杯だしてやれば
誰でも飛ばせるらしい。
ある程度の高度にきたら、後はオートパイロット。
これで機体トラブルさえなければ、ほぼ目的地付近までは到着する。
問題はここから。着陸は絶対素人には無理、パイロットの技術はここにほとんど集約されるそうだ。
最近この話を思い出し、人生と同じだなーとつくづく実感する。
我々の人生は着陸態勢に入った、ここからが本当に難しい。
自分の知恵と経験で何とか上手く着陸させたいものだ。
ザビエル橋本